Satoshi Tai
実績一覧
LPO

freee会計 製品トップページのCVR改善

ターゲットインサイトに基づくキービジュアル刷新

+167%

資料ダウンロード完了CVR

オリジナルデザイン比

+121%

資料ダウンロードボタンCTR

オリジナルデザイン比

メインCV

資料ダウンロード

クライアント

フリー株式会社

対象ページ

freee会計

施策タイプ

LPO / ABテスト

アプローチ

GA4 / UserInsight

背景

「すでに興味を持って来ているユーザー」が離脱していた

GA4の経路分析から、この製品トップページへの流入の大半は検索エンジン→サイトトップ→製品トップページという経路をたどっていることが判明しました。つまり、ユーザーはすでにサイトトップのコンテンツを読み、理解し、能動的にクリックしてこのページへ到達しています。

この経路をたどるユーザーは製品への興味度・検討意欲が高いと推測できます。それだけの関心を持って辿り着いたにもかかわらず、CVRは期待値を下回っていました。

流入元

検索エンジン

↓

経路

サイトトップ

(読んでクリック)

↓

着地

製品トップ

↓

問題

CVが取れていない

課題分析

ヒートマップで「止まっている場所」を可視化する

GA4の経路分析で流入パターンを把握した後、行動分析ツールUserInsightのヒートマップを用いてスクロール深度とクリックマップを詳細に分析しました。

その結果、ユーザーの大半がキービジュアルのセクションで離脱しており、それ以下のコンテンツはほとんど読まれていないことが明確になりました。

この発見をもとに、ペルソナ(中小企業の経営者・財務担当)を念頭に置きながらキービジュアルのメッセージングとビジュアル素材を徹底的に検討しました。既存のキービジュアルが伝えていたのは「製品の機能説明」であり、ユーザーが本当に求めている「自分の課題が解決できるか」への答えではなかったという点でした。

UserInsight ヒートマップから得た主な発見

ユーザーの大半がキービジュアル以下のコンテンツで離脱→キービジュアルで何を訴えるかがCVR改善のキーポイントと判断

プロセス

01

STEP 01

GA4による流入経路の分析

経路分析でユーザーの流入パターンを把握し、ページへの到達文脈とユーザーの検討意欲を推定

02

STEP 02

UserInsightによる行動分析

スクロール深度・クリックマップを分析し、キービジュアル以下での大量離脱を確認。改善の優先箇所を特定

03

STEP 03

ペルソナ起点のメッセージング検討

ペルソナの課題・不安・意思決定の動機を整理し、「機能説明」から「課題解決への答え」へメッセージング軸を転換

04

STEP 04

キービジュアル・コピーの再設計(Figma)

信頼感・共感・具体性の3軸でキービジュアルとキャッチコピーを刷新。ABテスト用バリアントをFigmaで設計・制作

05

STEP 05

ABテスト設計・実施・モニタリング

テスト設計・サンプルサイズ算出・実施・統計的有意性の確認まで一貫して担当

06

STEP 06

結果分析・レポーティング・本番実装

有意性確認後、勝利バリアントを本番反映。改善プロセスと学びをチームへレポート

インサイト

BtoBサイトで「デザインの工夫」より効くもの

BtoBのSaaSサイトでは、ボタンの色・配置・サイズといったUIテクニックで劇的なCVR改善を狙うことには限界があります。特に今回のように検討意欲の高いユーザーが能動的に辿り着いているページでは、彼らが求めているのは「機能の説明」ではなく「自分の課題が解決できるという確信」です。

採用したCROの知見

BtoBサイトのキービジュアルで問うべきは「かっこよく見えるか」ではなく、「ターゲットが『これは自分の話だ』と感じるか」。GA4で流入経路とユーザーの検討段階を読み、ヒートマップで離脱ポイントを特定した上で、その文脈に合ったメッセージを1st Viewに置くことが、CVR改善の最短経路になる。

結果

ABテストで有意性を確認、本番反映

+167%

資料ダウンロード完了CVR

オリジナルデザイン比

+121%

資料ダウンロードボタンCTR

オリジナルデザイン比

Beforeターゲットがぼんやりしたメッセージング
Before
Afterターゲットを直接に訴えたメッセージング
After

次のステップ

他のケーススタディも、同じく分析→設計→実装の一貫したプロセスで進めています。

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